そのひのことごと

平和に生きたい個人の個人による覚書なのでできれば優しくしてほしい

初恋の人が推しの母と結婚してから5年が経った

こんにちは、2022年も半分が終わりましたが皆さんお元気ですか。

まずは謝罪から入らなければならない。ごめんこのタイトルは正直ちょっと盛った。

というかこの文章誰が読むんだろうと思ってるけど、私が面白すぎるので書くね。ごめん。私もまさか4年前に一度流した日記を今書くことになるとは思っていなかった。その理由は後述するので、このページ開いちゃったのが縁だと思ってちょっとつきあってください。

 

ameblo.jp

4年前にこのニュースを聞いたとき(ご結婚されたのは5年前だが、発表されたのは2018年であった)私は大パニックに陥っていた。

純烈の小田井涼平さんとLiLiCoさんがご結婚されましたと。

 

えっそんなことある????

 

昨今ではムード歌謡グループ純烈のメンバーとしてご活躍なさっている涼平さんですが、役者としての活動もされていて、かつて『仮面ライダー龍騎』の北岡秀一というキャラクターを演じておられまして。

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(こういう時にさっと引用できる公式図鑑ありがたいな)(そして当時はまだ芸名に名字がなかったので、いまだ涼平さんと呼んでしまう)

黒を白にするスーパー弁護士で、同性で歳下の秘書を「吾郎ちゃん」と呼び、不遜で優雅で秀麗で、欲しいものすべて手に入れていて、その実、不治の病に侵されおり、限りある命を前に、揺らぎながらもがいているという人物なんですけど。

あのね、あの、私ほんとうに、本当の本当に、北岡秀一が大好きだったんですよ。いや、大好きなんですよ、今も。

中学生とかいう、人生のうちで一番敏感で繊細でややこしくて痛々しくて真っ直ぐで純粋でどうしようもない時期に、たまたま早起きした日に一目惚れをして、そのキャラクター像に胸を貫かれて、恋焦がれて、本当に、想うだけで涙が出るくらい好きになったのが彼だったんです。

もう、どうしようもなく恋だった。

あの多感な時期に、『仮面ライダー龍騎』という作品があったから、北岡秀一というキャラクターがいたから、私はあの暗黒期を生き残って、今も人生をやれていると言っても過言ではないほど、当時の生命線だったんです。

なんせその後、ロケ地を一目見たいあまり、オープンキャンパスにかこつけて立ち寄った街でたまたま出会った大学に進学したおかげで、今も東京で一人生きてるからね。

当時はインターネットこそあったものの、SNSどころかブログもなくて、こんなばかすか情報が降ってくるような環境じゃなかったし、飛行機に乗らなければ東京になんて行けないような、エンタメも少ない片田舎で、いろんな軋轢に揉まれながら、呼吸できる居場所を見つけて生きていくって、本当に大変だったんですよ。

だけど彼のことを、作品のことを考えれば生きていられた。世界の色が変わって見えた。ここは生きるに値する世界だって思えたし、私も望みを持って戦えば、この世界に負けずに生きていけるかもしれないと思った。

そうしてるあいだに、なんか学校の人間関係もどうにかなったし、成績も上がったし、第一志望には落ちたけど第二志望だった前述の大学に引っかかって家を出れたりもした。

 

そんなこんなで、どうにか思春期を生き抜き大人になって、そこそこ鈍感になって、それはそれとして相変わらず仮面ライダー面白いわ~と思いながら、十数年をのんべんだらりと暮らしていたわけですよ。

憧れ続けていた東京は、いまや地元で日常だし、いつでも行けると思ったら、あんまり舞台とか映画とかも観にいかなくなっちゃったりして、まあ人間そんなもんなんですけど、大学時代は大学時代でそのときのライダーにドハマりし、社会人は社会人なりにそのときのライダーに心救われ支えられながら生きており、そんな中で出会ったのが稲葉友さん。

yu-inaba.lespros.net

『HiGH&LOW』のキジーちゃんとか、『ハレ婚。』の龍之介と紹介すると伝わりやすいかな。最近だと『みなと商事コインランドリー』に出演中。透明感のある役者さんです。

推しという言葉を使うのがちょっと気恥ずかしいんですけど、今『推し』という言葉で誰か上げろと言われたら出てくるのは彼になる。

稲葉くん(あえて「くん」と呼ばせてもらう)との出逢いは2014年の『仮面ライダードライブ』なんですが、彼のお仕事に対する姿勢とか、トークスキルとか、物事に対する考え方とか、そういうものにとても惹かれて、常に他者を気遣いつつ、ときに常識も疑ってみるような思慮深さや謙虚さを、知れば知るほど尊敬しています。

彼の人となりが伝わる無料連載エッセイ、写真も文章もとっても素敵だし、ご本人を知らなくても楽しめる部分があると思うので読んでほしい。

lp.p.pia.jp

で、この稲葉くんが、2016年から今もパーソナリティーを務めているラジオ番組がありまして。

www.j-wave.co.jp

毎週金曜日11:30~J-WAVEで4時間半(!)の生放送番組、『ALL GOOD FRIDAY』。そのメインパーソナリティーが、皆さんご存じのLiLiCo姐さんです。(話が繋がってきたぞ)

 

正直、この番組を聴き始めるまで、LiLiCoさんについてはブランチの映画コーナーくらいでしかご縁がなかったんですけれども、明るいパワーと、いろんな視点でのお話に、もう大ファンになってしまいまして。実はお悩み相談コーナーで取り上げていただいて、とっても元気をもらったこともあります。(その節は本当にありがとうございました)

そしてなにより、LiLiCoさん、稲葉くんをとってもかわいがってくださる。おおよそファンが稲葉くんにしてあげたい(おこがましい)と思っていることほぼすべてを、LiLiCoさんがしてくださる。

おいしいご飯を食べさせてくれたり、一流ホテルのラウンジに連れて行ってくれたり、ばかでかいテレビをプレゼントしてくれたり(しかもLiLiCo姐やんは最高なのでそれを抱えてJ-WAVEに持ってくる)、素敵なお洋服をプレゼントしてくれたり、素敵な香水をプレゼントしてくれたり、プレゼントの一般受付がなかった舞台に、関係者枠で素敵なお花を贈ってくれたり……。

母。

概念の母。

実際、番組内でLiLiCoさんが私は稲葉友を産んだという趣旨の話をしていたこともある。わかる。異議なし。

以前、LiLiCoさんと稲葉くんは、お互いをお仕事のパートナーであり親友というお話をされていて、この「親友」という文字が「親」と「友」で、まさにお二人を指すような熟語だよなぁ、と意味わからんことを考えるくらいには、その関係を素敵だなぁと思っていて、この番組も大好きで、末永く続いてほしいなぁと思っていた何年目か。

 

涼平さんとLiLiCoさん、結婚したってよ。

 

しかも、稲葉くんは一般発表前から知ってたらしいってよ。

 

いや、いくらなんでも私に都合よすぎない!!??!??

 

えっ、えっそんなことある!?

あの、あの私、純烈の活動こそ追いかけていたわけではないですけれども、彼らが「ムード歌謡グループを結成します!」って言った現場にいたんですよ。(忘れもしない、あれは会場中に酒が回りまくっていた新宿ロフトプラスワンだった)(現場は困惑に包まれていた) 紅白に出たときは画面のこちら側で泣いたんですよ。

あの涼平さんが??? LiLiCoさんとご結婚をなさり??? つまり稲葉くんがLiLiCoさんちのパーティーに呼ばれた際には涼平さんもいらっしゃったりなさる??? っていうかLiLiCoさんが母なら涼平さんは父では? 初恋の人が推しの父に??????

え????????????

二人の身内を除いたら全世界で一番この結婚を祝い倒している自信がある。

 

 

おめでとう。本当におめでとう。この世の誰が傷ついたとしても私がその人の分も全力で祝ってみせる。本当にめでたい。

そんなことを思っていたらその週LiLiCoさんがくだんのラジオで「旦那よりも稲葉友を愛してるからって言ってるからね」「うちのはそれを許してる」って笑って話してて倒れてしまった。う、う、う、”うちの”~~~~!!!

生身の人間の人生を消費するの本当に良くない行為なんですけど、その自覚もあるんですけど、胸がいっぱいでいっぱいで。私の人生を照らしてくれた人たちが幸福であることの幸せよ……。

 

今の世の中、結婚=幸せ、というわけでもないし、必ず必要なものだとも考えていないけれど、お二人のお話を聞いていると、素直に結婚や夫婦って素敵だなって思えるし憧れます(男女以外もそうなれる日が来るといいな)。すっかり夫婦ファン。

www.huffingtonpost.jp

fujinkoron.jp

www.huffingtonpost.jp

というわけで、この記事のタイトルを正確に書くと「初恋でこそなかったが、これ以上誰かを愛することは後にも先にもないだろうというくらい心をすべて傾けて、実際今もそうであるところのキャラクターを演じてくれた人と、今現在心の底から応援している役者さんの、芸能界における母が結婚した」です。

長い。長いので端折って盛った。ごめん。でもまぁ聞いてほしい。

で、それから4年(5年)が経ちました。今も思いは変わりません。じゃあなんで急にこの話を書くことにしたかって、ご存じの方もそうでない方もいるかと思いますが、そんな涼平さんが純烈を卒業されるからです。

その選択にはいろいろな背景や考えがあったかと思います。

純烈の活動中はご夫婦が一緒に過ごす時間が少なかったことも、涼平さんがご家族の介護をされていた時期があるのも存じているけれども、それが関わっているかどうかは知らないところだし、関わっていたとして人の人生本当にいろんな要素で成り立っているので、安易に結びつけるのも失礼であるし。

で、私は役者としての涼平さん(や、純烈の他のメンバー)については接してきているものの、純烈としての彼らを熱心に追いかけていたわけではないので、なにを言えることもなく、ファンの皆さんの気持ちを推し量ることもできないのだけれども、今後も皆さんそれぞれの道が実りあるものでありますようにと思っております。紅白で逢えなくなるのはちょっと寂しい。

最近は露出も増えていて、卒業感高まってきているなぁ、映画も公開だなぁ、と思っていた今日ですよ。

 

あのさあ!!!!!!

 

あの!!!!さあ!!!!!!!!!!!!!!!

この長文の割と最初のほうでさぁ!

社会人は社会人なりにそのときのライダーに心救われ支えられながら生きており、

って書いたじゃん!!!!!

 

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ほんとに言ってる?????????

 

あの……あのですね……岩永さんは『仮面ライダーオーズ』にご出演をされておりまして……。伊達明という戦う医者を演じておりまして……。作中では年長ポジションで、ヘラヘラしてるように見えて実はキレモノ、若人たちを導くような一面もあるという役柄で……。あとその戦う理由が(ネタバレのため省略)。

オーズやってた当時、私新卒1年目とか2年目とかだったんですよ……。もうね、職場になじめなくてほんとしんどかったの……。もうずっとやめようかと思っててというか、私がやってることは正しいはずなのになんで認めてもらえないんだろうと思ってたの……。作中初期の後藤慎太郎のように……。(知ってる人だけわかって)すごい頭でっかちで視野が狭かったの……。

作中の伊達と後藤のやりとりに、学ぶところとか共感性羞恥を覚えることが本当に多くて多くって……。あのときオーズがなかったら、ずっと痛々しいやらかし新人をやっていたかもしれない……。そうでなくとも伊達明は本当に格好良かった。あんな大人に騙されて人生を捨てたかった。新人時代を生き抜いてその後転職できたのは(したんかい)オーズのおかげ。

岩永さんについては当時写真集2冊買ってハグしてもらったしめっちゃ舞台観に行ったし『劇場版 刀剣乱舞』のキャンペーンのときは姫路まで行ってツーショット撮らせてもらった。

 

え、今?????????????

 

オーズこのあいだ10周年で帰ってきてすごい新作ぶちかまして私のことしこたま盛り上げておいて(私は10周年にああいう作品をお出ししてくる東映のことが大好きです)(でも労基問題はほんと早く解決してほしいし現場環境と企業体質は改善頑張ってほしい)そのうえでこれ?????????

 

人生ってたーのしい!!!!!

 

そういうわけで、このバトンタッチを世界で5本の指に入るくらいには大笑いして楽しんで応援しております。今年の紅白も出られるといいなぁ!!!!!!!

いや、正直ね、入るなら岩永さんじゃないかなぁって思ってたので意外性はそんなにない。ほかのメンバーと経歴似てるし、事務所も同じだし、映画にも出てたし、前にイベント参加してたから……。それはそれとして面白すぎる……。こんなことある……。私にしかこの面白さを体感できないのもわかっている……。だけどもうこんなにおもしろいことないので、せめてフォロワーのエンタメになるために書かずにはいられなかった……。

 

すごく真面目なご意見を一つだけ申し上げますと、私純烈メンバーの中では涼平さんが一番理性ならびに倫理観担当という思いでおりましたので、よくお茶目にはっちゃけて周囲を盛り上げてくれる印象の岩永さんとバトンタッチすると、グループ全体に羽目の外しかたの勢いが増すのではないかしらという思いがございまして(だいぶオブラートに包んだ表現)、ちょっとそこだけドキドキしているんですけれども、とにかく皆さま健やかに活動なされることを心よりお祈りしております。

 

いやほんとなにこの怪文章。人生はエンタメ。週末は純烈ジャー2観にいくわね!!!