そのひのことごと

平和に生きたい個人の個人による覚書なのでできれば優しくしてほしい

2019年大変だったまとめ

生きててよかったまとめともいう。随時追記するための自分メモ。
このほかにもいろいろあったけど、思い出深かったものピックアップ。

 

1月

・映画『劇場版 刀剣乱舞

 原作は未プレイなんだけど(あの手のゲーム際限なく時間を使ってしまう性格なので……)、大好きな脚本家の一人、小林靖子さんのSF時代劇ということで、めちゃくちゃ楽しみにしていた映画。キャラクターを見たときから「これは」と思っていた岩永洋昭さんの日本号が実現して、とってもびっくりした作品でもありました。
 いわゆる2.5次元映像化の新たな地平を見た気持ちで素晴らしかった!山本耕史さんの貫禄と、それに渡り合う鈴木拡樹さん、見事でした。
 全体的に観客を信頼した作りになっていて、それがとても心地よかった。

映画刀剣乱舞-継承-

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  • 発売日: 2019/06/10
  • メディア: Prime Video
 

 

2月

岩永洋昭さんファンイベント

 上記『刀剣乱舞』の関係で行われた岩永洋昭さんのファンイベントに行きました。姫路まで……。行ってみたら思ったよりだいぶ遠くてびっくりした……。
 長らくファンでいる方の一人なので、今回初めて一緒に写真撮らせていただいて嬉しかったです。もう悔いはない。
 姫路自体はあまり時間を取れなくて城を外から見上げただけで終わってしまったのでまた行きたい。

・そしてその足で行った京都で初めて鍼灸治療を受けました。
 先生はかつて憧れていたお兄さんの一人こと吉田友一さんです。
 高校生のころ夢中で見ていた番組のキャストに診療してもらうってどんな現実!?すごくない!?そんなことある!?
 丁寧な治療とともに、(あくまで一人の患者として)優しく温かい言葉をかけていただいて、すごく救われた一日でした。

快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー

 傑作でした。1年間おつかれさまでした。
 様々な描写が、きちんと現在のコンプライアンスに適していて、だからこそ見ていて気持ちよく、抜群に面白くて、画期的な作品だったと思います。

快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー Blu-ray COLLECTION 1

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映画『劇場版シティーハンター 〈新宿プライベート・アイズ〉 』

 ギリギリ世代じゃないながらに知識はあって、コンセプトだけでもテンションは上がるわけで、実際めちゃくちゃ面白かった。これを新宿で観られたことがなによりもよかった。
 先のルパパトもそうなんだけど、これもまた「お約束」を踏襲しながら、時代に合わせた様々なアップデートがされていて、「平成最後の年にこれをやる意味」の説得力が素晴らしかった。
 いつ食べても変わらぬ老舗の味は、実は少しずつレシピを調整して提供されているからこそそう感じるのだよって、そういう映画だった気がします。

劇場版シティーハンター <新宿プライベート・アイズ>
 

 

仮面ライダーオーズ 超全集』

 2010-11年に放映されていたオーズは、社会人なりたての私を支えてくれた、とても思い出深い作品のひとつ。特に新規のキャスト対談など、今取り上げてもらえることが嬉しかった。(ただし誤植が多かったのは非常に残念だし演者の名前を間違えていたのはいまだに怒っています)
 ちょこちょこ帰ってきてくれるので麻痺しがちだけど、そのありがたさ忘れないでいたい。

3月

舞台仮面ライダー斬月』

 舞台としては粗削りな部分もあったと思うのだけれど、それでも十二分に面白く、仮面ライダーというブランドが、このハコでこんな舞台をできるようになったことに、胸がいっぱいになった作品でした。
 中学生や高校生のときに「こんな舞台が見られたら」って空想していたものがそのまま差し出されたようで、懐かしく愛おしく感慨深かった。
 一度しか観られなかったけど楽しかったなぁ。シリーズの別の作品でも見てみたい。

舞台「仮面ライダー斬月」‐鎧武外伝‐ [Blu-ray]

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・『RIDER TIME 仮面ライダー龍騎

 いまだに夢だったんじゃないかと思うくらい素晴らしく面白い『龍騎』を、2019年の今、こんな形で与えられるなんて、欠片も想像してなかった。見るまで信じられなかったし、見た後の今もちょっと信じられないでいる。
 おそらく人生で一番影響を受けた作品で、それはきっと今後も変わらず、見るまでほんのちょっとの怖さと、この人たちが作るのであれば絶対的に面白いだろうという圧倒的な信頼があって、それがもう想像の何倍も面白くて、感情がめちゃくちゃになってしまった3週間でした。
 自分の中にこんなやわらかい部分が、繊細な感性が残っていたんだと驚いてしまった。そういうの全部思春期に置いてきてしまったと思っていた。これを紡いでくれたすべての縁に感謝したいし、2019年まで生きていた自分をほめたいし、世界には生きてきてやったぜざまあみろと言いたい。この話はまた別途したい。

仮面ライダージオウ スピンオフ RIDER TIME 仮面ライダー龍騎 [Blu-ray]

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4月

 ・井上敏樹さん×村上幸平さんトークショー

 コミックス発売記念のイベントでした。お二方にはそれぞれ別のイベントでお目にかかったことはあったのですが、井上先生とお話させていただくのが初めてで! 写真まで撮らせていただいて! 直接ファンですとお伝えできて、最高の平成推活納めでした。
 井上先生の名前を知ったばかりの頃は、まだ中学生で、その脚本をあまり読み解くことができず、どちらかといえば苦手に思ってさえいたのだけれど、年々その魅力を理解できるようになり、その背景にある「人間を愛する力」に感銘を受けるようになった今日この頃に訪れたこの機会。
 いやほんと人生なにがあるのかわからない……。中学生の私元気ですか……。私は頑張って東京で生きています……。

・Vシネ『仮面ライダーブレン』

 東映すぐこういうことする。んもー!!!
 私は昨今あの枠で「『いじっていいキャラ』を作ってとことんいじりたおす」風潮があるのが個人的に本当に嫌だし懸念もしていて、色々思うところもあるのですが、キャストやスタッフの皆さんがまた集まって楽しそうにこういう企画をやってくれることはとてもありがたくも思っています。
 でもだからって後から持ち上げればチャラとか、かっこいいときはかっこいいからいいでしょみたいな安易な意識では済ませないでほしい。(これはこの作品だけでなく様々な場面での話です)

・映画『劇場版 名探偵コナン 紺青の拳』

 工藤新一くんまたしれっと薬飲んで海外行くんですか!!?と思っていたら上手く(上手く?)処理されていたのでよかったです。(よかっただろうか)
 いろいろ気になるところもあったけど、園子ちゃんがとっても素敵だった点を評価したい。あと主題歌よかったですね……。
 そして次のキッド編こそ白馬探くんをよろしくお願いします。待ってます。

劇場版名探偵コナン 紺青の拳 (通常盤) (BD1枚組) [Blu-ray]
 

 

5月

・映画『名探偵ピカチュウ

 まんまと泣いてしまいました。ピカチュウ かわいい……。かわいい……。猫界隈でよく耳にする「吸いたい」という言葉を理解してしまった。
 竹内涼真さんハリウッドデビューおめでとうございます。良い腹チラでした。(声も良かったです) 

名探偵ピカチュウ(吹替版)

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  • 発売日: 2019/10/30
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・映画(Vシネ)『ルパンレンジャーVSパトレンジャーVSキュウレンジャー

 この人数どうやって捌くんだろうと思っていたらまとまっていたので感嘆した。

 

・『仮面ライダージオウ スペシャルイベント』

 ジオウの人たちみんなおしゃべり上手でびっくりしちゃった…。
 本を忘れてきてしまったウォズさん(渡邊さん)が大変愛おしかったです。

仮面ライダージオウ スペシャルイベント [DVD]

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  • 発売日: 2019/09/11
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・『仮面ライダー龍騎ナイト』

  私の青春のすべてが詰まっていて、あの頃の未来にこんな幸福な夜があっていいのかというくらい、キラキラして、めそめそして、現実感のない時間でした。これまでにいろんな縁をもらって、あの会場に辿り着けたというだけで、それまでの人生と生きる意味を肯定されてしまったくらいの感慨があった。
 放映から17年も経って、こんな映像企画が、こんなイベントが開催されることも、それまでに自分が進学して、上京して、就職して、自立して、チケット取れなくて困ってるときに誘ってくれる友人がいて、自分で稼いだお金で誰にも咎められず、むしろ誇らしい気持ちで見に行けていることも全部夢みたい。
 すごいなあ、すごいですよ。生きていればこういうことが起こってしまう。嬉しいよりも悔しいくらい。生きてきてしまったなぁ。

仮面ライダー龍騎ナイト [DVD]

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  • 発売日: 2019/10/09
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稲葉友さんファンイベント『話はかわるけど』

 1月のにもお邪魔してたんですが、5月の取れ高(取れ高?)がとりわけすごかった……。
 稲葉さんのファンイベントは、ファンから当日集めたお便り(事前検閲無し)をひたすら稲葉さんが捌いていく(質問もあればお願いもある人生相談もある)という驚異のスタイルで、今回それがいつにもましてキレッキレでした。すごかった。特に突発的に始まったチェキタイム向上のためのディベートが爆笑の連続で最高でした。
 あの対応力と真摯さ、機転の速さ、ぜひ一度体験してほしい。

 6月

・舞台『最遊記歌劇伝-Darkness-』

 まさかまた八戒を演じるさいねい龍二さんを見られるとは!
 『~Dead or Alive』のときと比べて、よりまろやかかつしなやかな印象のお芝居は、キャラクターとの年の差をまるで感じさせず、むしろ10年前よりも更に近い気さえして、「猪八戒」の人となりを伝えるものでした。役者さんってすごいなぁ。
 歌劇伝を観たのは『~Burial』以来だったけど、今回は全体的にアニメ版と異なる役作りになっている気がして、その開き直りがよかったです。脚本演出が変わってからは、中途半端にアニメ版に寄せている印象があって勿体なかったので。

・舞台エダニク

 とてもエネルギーに満ちた舞台で、こっちもしっかり気を持っていないと引き摺られて、心臓がばくばくするようでした。板があまりに近くて、なにか見てはいけないものを見るような気さえして、視線のやり場に困ってしまうことも多々。
 舞台自体は笑いどころが多くて、基本コメディタッチで進んでいくのに、そこで「笑っている」ことに、胸がざらついてひりひりする。登場人物の必死さを滑稽だと思えるのは、自分が「観客」で、手を伸ばせば届きそうなほどすぐそこにある舞台と分断されているからで、その分断にやはり狼狽する。そんな感触の舞台でした。笑いというのは怖いんだなという発見があった。

舞台魍魎の匣

 前後5年は塗り替えられないのではないかと思うくらいの観られてよかった舞台大賞。
 キャストの芝居はもちろんのこと、原作の読解と解体と再構築と、なにより『舞台』という媒体の使いかたが正しすぎて、魂を根こそぎ持っていかれてしまった。 原作つきの芝居において、こんな間違いなく全力で圧倒的に、『舞台』という『装置』を使うことがあるだろうか。
 大前提として、劇場というものは(この作品に限らず)客席までがひとつの空間で舞台であるのだけれど、そこに今更改めて「境界を引いて断絶する」という行為が、「彼岸と此岸の境界を描き、繋いで内包して分断する」作中の流れと見事に交錯していて、心の底から感嘆しました。生で観られて本当によかった。この「生で観られた」ことへの衝撃を、観た人しかわからないのがもどかしすぎる。定期公演にして欲しい。橘ケンチさんのマジカルステップ最高でした。

白倉伸一郎プロデューサー×武部直美プロデューサートークショー

 京都東映映画村でのスペシャルイベント! イベント自体もすっごく楽しかったけど(他言厳禁なのでレポートができない)朝起きてニチアサ見てからゆるゆる出かけて東京まで日帰りしてくると、つくづく大人になったな……という感慨があってよかった。(そこ?)
 会いたいときに会いたい人に会えるようにするために、私は働いているのである。

7月

・映画『GOZEN-純恋の剣-』

 話の展開自体はシンプルで、それゆえ荒くなりそうなところを、演者の魅力と芝居の一転突破で納得させる振り切った作りに感動してしまった。むちゃくちゃに『映画』だった……。石田監督に惚れ直しました。

映画「GOZEN-純恋の剣-」

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  • 発売日: 2019/09/01
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・映画『天気の子』

 ロケ地がたまたま私の進学上京後の人生回顧録みたいになっており、本筋と関係ないところで様々な感情が込み上げて泣いていたら、突然今の自宅が映ってびっくりしちゃった……。そんなことある……? おかげでそのへんのシーンすごいぼんやり見ちゃったよ。
 なんだかすごく懐かしく、それでいて確かにあの頃の未来にいるんだなあということを感じさせる、不思議な映画でした。ゼロ年代に学生やってた私は妙に楽しかったけど、他の層がどう思っているのかは疑問である。

・映画『劇場版 仮面ライダージオウ Over Quartzer』

 見終わった直後は放心していたのに、思い返せば思い返すほど明るく心地よく愛おしく、これからの未来に希望を持てる、最高にハッピーなエンターテイメントムービーでした……。なんなのこれは……。ENJOYしなきゃもったいない……。間違いなく我々の愛した平成ライダーが辿り着いた極地だった……。
 もういいかげんネタバレしてもいいと思うのでしちゃいますけどGが出てきたところで持ち点全部加点しちゃった。ずるいなぁ。

劇場版 仮面ライダージオウ Over Quartzer コレクターズパック [Blu-ray]

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  • 発売日: 2020/01/08
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8月

・朗読劇『朝彦と夜彦1987』

 谷口賢志さんと窪寺昭さんの回を観劇しました。すっっっっっごくよかった……。
 話自体は2015年に一度別ペアで観てたんですが、そのときと全然違う印象のお芝居になっていて、個人的に今回のほうがダイレクトに響きました。
 同じ脚本でも演出と演技で意味などまるで変わってしまうから、お芝居って面白い。

・『仮面ライダージオウ

 1年間お疲れ様でした! ジオウは毎週毎週本当に楽しくて、なおかつ、一部について話そうとすれば他の全てにも言及せずにはいられず困ってしまうのだけれども、それでもあえて言わせてもらえば、終盤の門矢士と海東大樹の使いかたには舌を巻きました。10年越しにこんなご褒美をもらえるなんて、ディケイドを好きでいてよかった……。(他のすべてのライダーについてもそうで、そこに序列なんてないから本当に困るんですけど)
 そしてこれだけばんばん出てくる個性の強い先輩たちにもまるで負けずに、平成から令和を渡り歩いた魔王たちの、なんて魅力的なことか。
 私の人生に仮面ライダーがいてくれて本当に良かった。

9月

・『仮面ライダーゼロワン』

 1話のエキストラに参加していました。腹筋崩壊太郎と或人くんのギャグを生で見て、今年のライダー大丈夫……?と割と本気で心配していたのに放送見たらちゃんと面白くなっていたので感嘆した。来年も頑張って駆け抜けてほしい。

・映画『HiGH&LOW THE WORST』完成披露試写会

 このあと年末までずっとザワのことを考えて過ごしていた気さえする。もちろんここに至るまでにドラマ(Episode.O)も見てたよ!
 元々HiGH&LOWシリーズには全幅の信頼を置いているけれども、こんな満点を容易に超える、続編でありスピンオフでありコラボを提供されると、言葉もないし参ってしまう。
 そして子供たちの青春の話でありながら、働く社会人の背中を押してくれる話になってくれていたのが、とてもありがたかったです。

Vシネマ仮面ライダージオウ NEXT TIME ゲイツ マジェスティ』告知

 いや公開は来年なんですけど、伊達さんが……帰ってくる……? 金髪で勤務医をやっていらっしゃる……?
 ちょっと流石に供給が過多。あまりにも過多。容赦という言葉を知ってほしい。めちゃくちゃ嬉しいのでもうちょっと小出しにしてもらっても構わない。ジオウに慣らされすぎて来年からの自分が不安。

仮面ライダージオウ NEXT TIME ゲイツ、マジェスティ [Blu-ray]

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10月

・『名探偵コナン 警察学校編』スタート

 2003年の正月スペシャルで、5分にも満たない登場時間でもってファンの心を鷲掴み、その実、原作コミックスでは顔さえ出ぬまま16年が経過した男たちのスピンオフが開始される2019年、何が起こっているんだとしか言いようがない。高校生の頃に胸をときめかせた松田と萩原にまた会えるとは。新情報が多すぎる。
 正直今年はこれひとつだけで語れるほどにインパクトが大きい事案なのに、他にも大きなことが起こりすぎて、数多ある衝撃のひとつに成り下がっていることについて、気持ちの整理をしきれていません。
 ほんとちょっと受け取る側の勝手な希望すぎるんだけど、各方面もう少しタイミングをずらしてはいただけなかろうか。……仕方ないね令和だもんね!

・『ケータイ捜査官7Blu-ray BOX発売告知

 実際出るのは来年だけど。待ってた!! 待ってました!!!!!
 ゼロ年代の傑作SFドラマなので、未見の方がいらっしゃいましたらこの機会に何卒よろしくお願いします。
 大手定額配信サイトにも入ってほしいなぁ。

ケータイ捜査官7 Blu-ray BOX

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・『十二国記 白銀の墟 黒の月』

 ほんと今年はこれひとつだけで1年どころか前後10年の元を取る勢いだったのに、ここに至るまでにこんなにも文字数をとっている……。改めて2019年ヘビーすぎる。
 台風で電車が止まる前にと、普段の起床時間よりも早く新宿駅構内の書店に走ったあと、気圧で倒れて午後まで読み出せなかったことも含めてなんだかすごくそれらしかった。
 3,4巻を手にするまでの1ヶ月の、なんて短く長かったことか! いやーすごかったとんでもなかった。
 そしてこの18年の間にTwitterなるものができて考察やら相関図やら地図やら便利なものが飛び交う環境になったことにも改めて思い巡らせてしまった。

・『仮面ライダージオウ ファイナルステージ&番組キャストトークショー

 THE NEXT版の1号2号V3が出てくるとか聞いてなさすぎて気を失うかと思った。
 アマゾンズ含めてこんな形で回収してくるとは、いやジオウ最後の最後まですごかった。
 台風で1日目がだめになってしまったの本当に残念だったけれど、このあまりにいろいろな業を背負いすぎた作品を作ってくれたのが彼らでよかったなと改めて思うようなステージでした。

 

11月

・ようやくちょっと落ち着いた11月だったけど、実際は十二国の3,4巻読んだりHiGH&LOW BEST BOUTを見たり貴族誕生を見たりすみっこぐらしを観たりしていたので全然落ち着けていない。

 

12月

・『仮面ライダー 令和・ザ・ファースト・ジェネレーション』
 年号変わって一発目の冬映画としてこんなパーフェクトなもの出してくることある!? これだからこの枠見るのをやめられない。
 この映画の感想も別途ちゃんと書きたいけれどもうどこから書いていいのかわからない……。人生が詰まってしまっている……。

 

・Hiro-Meshi 

 水嶋ヒロさんのYoutubeチャンネルに佐藤祐基さんがゲストで出てくれるという、仮面ライダーカブト時代からのファンにとってはもう嬉しすぎるありがたすぎるクリスマスプレゼント。
 そんでもって出演の仕方があまりに贅沢で、匙加減が上手くて、参ってしまったのでした。
 続いて投稿されたトーク動画も、共演作の思い出話に花を咲かせるわけでもなく、まったく無視するわけでもなく、それぞれ新たに構築されたキャリアと関係性があるからこその映像で、それに救われる思いがした。
 あれから13年も生きて三十路も過ぎれば、ライフスタイルなんて容易に変わるし選びようもあるということを理解できるようになるわけで、人がそれぞれ選び取った人生で、生きて働き生活をするということに対して、ただただ励まされる対談でした。この話はまた別途ちゃんとしたいです。


#7 How To Cook “SABA-MISO” Japanese Home-Style Cooking / Hiro Mizushima(水嶋ヒロ)

・銀岩塩チャンネル

 井上正大さんと戸谷公人さんの会食対談生放送。生放送って。
 良い男たちがおいしいご飯をおいしそうに食べている様はそれだけで価値があるものね……。
 先の話と同じく、こちらもまた、現在の仕事に対する考え方や、これからの展望について、真摯に語られていたことが印象的。会話の端々にプロだなぁ……という趣があって、良いものを見れました。
 今って(私の周りだけかもしれないけれど)仕事に対してなかなか情熱持ちづらかったり、キャリアアップなんて考えられなかったりもして、常に諦めや閉塞を伴っている気がするのだけれど、一見華やかなように見えてずっと難しい業界で、やりたいことをみつけて試行錯誤している人を見ると、こっちも少しはちゃんと考えなきゃなという気持ちになる。他愛のないトークも含めて楽しい時間でした。


【銀岩塩】破壊者と泥棒のお食事会!!

 

・『グランメゾン東京』

 こちらも令和元年のドラマとして、パーフェクトな出来だったんじゃないでしょうか。
 配役もその芝居も脚本も演出もすっっっごくよかった。最終回は大団円すぎちゃった印象もあるけれど、その大団円でもって、このドラマで描かれていたものを肯定するんだという強い意志が感じられたので良いと思う。
 仕事にかける情熱を全面的に肯定しつつ、不眠不休の努力を美談で終わらせずにちゃんと費用換算するとか、ワークライフバランスのこととか、ありがちなセクハラ描写を未遂で終わらせて否定する(しかもそれをさらりとコメディぽくやる)とか、「今」に適したアップデートをかけながら、こんなにもど直球に面白い職業ドラマを、平成を風靡してきたキャストでやるの、最高に快かった。
 もちろん気になるところだってあちこちありはしたんだけれども、予断なく良いものを作ろうという姿勢が伝わってきて、年の瀬に前向きになれました。
 こういうところから世の中が明るく楽しくなればいいなって、まだまだテレビやフィクションの力を信じたくなってしまう。

 

 

 長っ……長かった。改めていろんなことがありすぎた。今ぱっと思い出せるだけでこれだから、ちゃんと追いかけたら間違いなく年内に書き終わらないので一度ぽい。今年1年で体感15年分くらいの幸福とエンターテイメントを与えられて、来年からどうやって生きていけばいいのかいまだに怯んでいるけれど(しかも本厄)来年もこれくらい良い年であってほしい。(強欲)

 何故か昔から自分は30歳までに死ぬと思って過ごしており(しかも別に理由はない)、31歳を超えていよいよどうやって生きよう……と思っていた2019年、なんだか人生に報われ続けて今日を迎えているので、連続ログインボーナスみたいなものだったのかもしれないです。

 どれもこれも自分で創造したわけでなく、ただただ与えられるばかりだったけど、それを喜び、生きる糧として享受できているのは、この数十年で好きなものを増やして、好きでいつづけた自分のおかげなので、そこだけは自分を褒めたいし、勝ち誇りたい。

 生きるのしんどいけど、たまには楽しいね。